当然ながら熊本県には阿蘇神社が多い・・・、そんな中の一つ、熊本市街から南へ約30km、旧小川町「小川阿蘇神社」に聳える大樟です。
小川阿蘇神社の大樟は八代海に注ぐ砂川右岸、山裾南端部高台に鎮座、境内に続く石段の上、境内端から集落を見下ろす様、圧倒的な存在感で立ち尽くして居る。
大きなピースマーク、V字型に二主幹を天高く伸ばし、その大きな樹冠で天に蓋でもしてる様です。
小川阿蘇神社は、平安中期の長久元年(1040年)、本社より分霊を勧請の際、その船を繋いだ樟だと伝えられ、「舟繋ぎの樟」とも呼ばれています。
現在は遥遠くに八代海を望むが、当時この付近が海岸線だったとされています。
そんなこんなでV字型の大樟は樹齢1300年、目通りり13m、樹高 32m。
株元には弊を付けた七五三縄が巻かれ、葉を一杯茂らせる姿はそんな樹齢を感じさせず、まだまだ若くさえ見える。
現在宇城市の天然記念物に指定されて居る。
撮影2011.12.18