大阪南部、堺市街に残された文化財指定民家の門前に立つ楠の巨古木。
実の処、この場所には屋敷内にある茅葺き民家を撮影に来たが第一目的は全く屋敷外からは見渡せず、目的外だったこの大楠に出遭った。
勿論、大阪府の天然記念物に指定され僕も知らない訳では無かったが、この樹の前に立つまではすっかり忘れて居たと云うお粗末さ・・・・
問題の屋敷は、戦国武将として名高い筒井順慶を祖先に持つ名家、その広大な屋敷の門前、目の前に前方後円墳「御廟表塚(ごびょうおもてづか)古墳」を見渡し、この巨楠が立ち尽くしている。
堺市屈指の巨樹だと言われる「百舌鳥のクス」は目通り10.1m、樹高約13m、樹齢800〜1000年。
雨乞いの効験あらたかな霊木として崇められ、名家の門前を守る様にどっしり構えていますが・・・・・寄る年波には逆らえず裏に廻るとこのと通り、気の毒な姿を晒して居ます。
撮影2013.12.9