御所市 佐田春日神社のムクノキ
葛城山系の東面する山裾に広がる広大な棚田地帯、その中を行く葛城古道沿い、古い集落の鎮守「佐田春日神社」のムクノキ。 懷かしい景観の残る神社の前の道。 佐田春日神社境内は地域の憩いの場所にもなっており、割拝殿の奥から大きいムクノキの梢が見える。 内陣?に入るとどかっと腰を下ろしたこの姿・・・・板根がロングスカートよろしく裾を広げて居る。 主幹には大きな樹瘤を何個も造り、その歴史を感じさせる。...
View Article宇和島市伊吹町 伊吹八幡神社のイブキ
四国西端豊後水道に面した宇和島市伊吹八幡神社、拝殿正面に並び立つ国の天然記念物に指定された二本の大イブキです。 JR北宇和島駅の南東約500m、山裾に南面して建つ、和銅5年8月15日に創建したとされている古社です。 このイブキ二本は「伊予守源義経」が社殿を造営したとき、家臣に植樹させたとされ、樹齢は800年を超えている。...
View Article松山市福見川町 新宮神社の三本杉
愛媛県、巨樹の筆頭として君臨する新宮神社(しんぐうじんじゃ)の三本杉。 松山市街から北東方面山中へ約15km、 棚田に囲まれた福見川町鎮守、新宮神社境内山裾斜面からそそり立つ。 遠くから、みはるかすと三本杉の梢が飛び抜けて高く聳えてひと目でそれと解る。 一見、二本に見える三本杉だが・・・、向かって右手の大杉は二株が合木化して株近くは単幹に見える。...
View Article高岡郡梼原町(ゆすはらちよう) 善福寺の千年杉
山間谷間の小さな集落、簡素なお堂一つの山寺境内にひっそりと起つ巨杉です。 愛媛県宇和島市伊吹神社の大イブキの撮影を済ませた後その足で、国道320号線、197号線、440号線と乗り継いで山岳ドライブ約60km、2時間足らずで山間谷間の田野々(たのの)集落に着く。 <善福寺境内よりの景観> 四万十川の支流梼原川、その源流域、僅かばかり平地に水田と集落がポツポツと建つ。...
View Article大洲市豊茂 金山出石寺(きんざんしゅっせきじ)の大桂
標高820m、弘法大師開闢の古刹、金山出石寺参道脇に立つ桂の巨木。 大洲市と八幡浜市を分ける出石山山頂、大洲市側に金山出石寺がある。 大洲市側のふもと、肱川嵐で有名な肱川口近く依り県道29号線で約18km30分ほどの山岳ドライブ、登るに連れワイドビューが素晴らしい。 金山出石寺・・・、正面は護摩堂、石段奥に本堂と太師堂が建つ。...
View Article大洲市手成 金竜寺の公孫樹
大洲市、肱川右岸山中の金竜寺に立つ公孫樹の巨木。 肱川右岸沿いに走る県道24号線、JR予讃線「伊予白滝」駅より道なりに約1.5km、三嶋神社の先で川沿い道に左折、小さな集落を越え、山肌に蛇行して続く坂道を上り詰めるとほんの僅かな広岡集落。 集落の最奥、斜面に立つ寂れた金竜寺に二株の大公孫樹がただ立ち尽くしている。...
View Article大洲市手成 西禅寺のビャクシン
前回紹介に同じく大洲市手成の 山中、更に河内川上流に位置する西禅寺境内に立つビャクシンの老大木。 河内川沿いに西禅寺まで到達する道は無く、麓の河内集落迄くだり、大きく迂回して西禅寺の門前に立つ、直線で川を遡れば500m足らずが約5km、昔はきっと間道でもあったのだろうが・・・・・・。 臨済宗「横松山西禅寺」は中世から続く古刹、最近寺は新しく整備され、僻地山間寺院にも係わらず車で山門に横付け・・・。...
View Article東温市(とうおんし)樋口字片山 北吉井(きたよしい)のビャクシン
国の天然記念物指定のビャクシンは全国に8本、その内3本が愛媛県に有り、そのうちの一本がこの「北吉井のビャクシン」です。 東温市は松山市の東隣、伊予鉄道松山市駅から延びる横河原線終着「横河原駅」から北に約500m、大河重信川の支流内川沿いの円通寺参道脇に立つ。 岩峰山円通寺は明治初期に廃寺と成ったらしいが、それらしき建物が林の奥に見え隠れする。...
View Article大津市坂本 遮那王(しゃなおう)大杉
比叡の山裾、日吉大社の境内すぐ近くに遮那王(しゃなおう)大杉と呼ばれる巨杉が聳えています。 日吉大社の赤い鳥居脇から境内をかすめて通る県道の曲がり角、南西の角地に一本の巨杉が有り・・・・・、 同地にゆかりのある「遮那王」こと「源義経」に因んで遮那王(しゃなおう)大杉と呼ばれて居ます。 直ぐ脇を交通量の多い県道が通り抜け、決して樹勢旺盛とは言えない枝ぶり。...
View Article西条市 西田の椋の木
石槌山、口之宮(総社)の参道脇に立つ椋の巨木。 愛媛県西条市は石槌山の麓街、その山裾には石槌山を御神体と仰ぐ石鎚山総本宮が有り・・・・・ 総本宮境内から見る瀬戸内沿岸には工業地帯が連なっている。 参道脇西田集会所の前に単立、根元には祠が有り石仏らしき物が祀られて居る。 主幹から突き出る突き出る枝はその度に刈り取られ、まるでザンバラ髪の様相。...
View Article室浜大明神のシンパク
志々島へ大楠を撮影に行き、その帰り道にちょっと足を伸ばして観に行った「室浜のシンパク」。 室浜は瀬戸内に細長く突き出した荘内半島の北側を行く県道232号線、最奥突きの小さな漁村。 後ろに迫る山と前に広がる瀬戸内の海との狭い平地に20戸ばかりが軒を寄せ合う。 シンパクは集落の入口、室浜大明神の社殿、神社だから社殿だろうが?その実古い形を残した御堂脇、大きく緑の諸手を挙げるように起ち上がって居る。...
View Article長浜市今町 八坂神社のケヤキ
湖北、長浜市の北東郊外、今町(いまちょう)の八坂神社に立つ、まさしく息も絶え絶えに見えるケヤキの巨木。 北の冬はいつも寒くて鉛色・・・弁当忘れても傘は忘れるなと言う程、いつ行っても必ず何処かで雪か氷雨に降られてしまう。 今町の八坂神社は北陸道長浜IC近く、伊吹山を目の前にした田園集落、 今町の南外れに鎮座している。...
View Article小浜市 宇久のタブノキ
漁村入口に立つタブノキの巨木です。 約十数戸が後ろに浜まで迫る山を背に負い、海岸線を前に僅かばかりの狭隘な平地に軒を連ねる宇久の漁村。 宇久集落は若狭湾に突き出した内外海(うちとみ)半島の東側付け根、観光釣り客多い小さな漁村。 国道162号線、内外海小学校の先の交差で県道107へ、宇久方面の看板に従い5〜6分も山道を走り、前の開けた処が集落の入口・・・・・、目の前に大きなタブノキ。...
View Article北九州市 長行(おさゆき)貴船神社の大楠
一昨年の暮れ、京都から一目散に夜を徹して車を飛ばし、夜明けの遅いこの地に着いたのが7時過ぎ、なんとか撮影出来る明るさに成っていた。 九州自動車道小倉南ICでドロップ、北方へ約2.5km、周りに新興団地の押し寄せるなだらかな山裾の里山、「長行(おさゆき)集落」 集落の中程、神社とは名ばかり、大楠の根元に小さな祠が祀られて居ます。 一見スマートに見える楠の巨木は方向を変えれば・・・...
View Article西吉野町大日川(おびかわ) 丹生神社の大公孫樹
紀伊半島の真っ只中、奈良県最南端の十津川に行った帰り道、国道168号線「旧西吉野町」で見かけた公孫樹の巨木。 十津川方面から五條に向かって国道168号線を帰って来ると、丹生川沿いの国道が川の流れに沿うようにヘアピンにカーブ、その最深部左手山裾に大きく聳える公孫樹の巨木と丹生神社の石鳥居が見える。 この辺りが大日川(おびかわ)、集落は神社に対面する山の斜面に三々五々、見え隠れする山岳集落。...
View Article北九州市小倉南区呼野(よぶの) 大山祇神社の公孫樹
前回紹介の長行(おさゆき)貴船神社より国道322号線を南下する事約15分、呼野大山祇(おおやまづみ)神社の大公孫樹です。 呼野(よぶの)大山祇神社は、山合いの谷間を走るJR日田彦山線呼野駅の南西寄り、山裾斜面に鎮座する古社。 集落は長い参道の下に甍を並べて居る。 大公孫樹は境内への最後の石鳥居潜った左手、一段高い境内の石垣上にどっしり腰を据えて居る。...
View Article香春町(かわらまち) 元光願寺大楠
田川郡香春町の元光願寺跡の急斜面に異様な姿で立ち尽くす巨楠です。 北九州市の南端、小倉南区と北端で接する田川郡香春町(かわらまち)は、五木寛之氏の小説「青春の門」でも知られる筑豊のシンボル香春岳の麓に広がる歴史深い土地、この地の香春神社は「新羅国神」を祀り、九州最初の官社に認定されている。...
View Article福岡市博多区 櫛田の銀杏
博多っ子の夏、血湧き肉踊らす博多山笠追い山はこの銀杏の神木がスタート地点という・・・。 博多祝い唄にも「さても見事な櫛田のぎんなん、枝も栄ゆりゃ葉も繁る」と歌われている様に博多とは切っても切り離せない巨老木の公孫樹です。 博多の中心地に近く、ビルが林立する谷間に博多の総鎮守として天平宝字元年(757年)創建といわれる櫛田神社が在り 古くより博多市民の信仰と崇敬を集めています。...
View Article福岡市 筥崎宮の大楠
前回の櫛田神社より北東に約3km、博多湾まで伸びる長い参道を持つ筥崎宮の大楠。 筥崎宮は筥崎八幡宮とも称し、宇佐、石清水両宮と共に日本三大八幡宮に数えられ、延喜式神名帳にも記録された由緒深い神社です。 又鎌倉中期の元寇のおり、この神に祈り、俗に云う神風が吹き未曾有の困難に打ち勝ったことから、ますます有名になり、その神徳は天下に轟き広く崇敬を集めた。...
View Article春日市 「春日の杜」の巨楠群
福岡市中心街のすぐ南に隣接する春日市の「春日神社」境内 に有る「春日の杜」と称される巨楠群。 鹿児島本線大野城駅より西へ約1km、春日貯水池東側の楠樹林の一角を拓いて奈良時代に創建されたと言う春日神社が有る。 境内は広く開けて居るがポツポツと楠樹林から取り残されたで有ろう巨楠が在り、「春日の杜」として県の天然記念物として指定されて居る。...
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